【完】三つ子のヤクザと狼娘 巻ノ弐








「皆、花蓮ちゃんだよ!」




 琴葉さんの言葉に




 部屋中がどよめいた。





「無茶苦茶かわいいじゃん!」




 背の高い、金髪さんが声を張り上げて。




「残念だけど、奏太さんの恋人なの」




 琴葉さんが、楽しげに言った。





「奏太さんはかっこいいからな!」




 別のオレンジ髪のひとが吼える。




 奏太さん、すごい人気だ…。




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