【完】三つ子のヤクザと狼娘 巻ノ弐





「そうだ、花蓮。




 今度、花火大会あったよね。




 アレ、行くの?」






 笑いの発作が治まった頃、




 理紗が聞いてきた。





 去年、乱舞に勝ってすぐあとに




 交わした奏太さんとの約束を






 思い出してしまった。






――来年の花火大会は



 一緒に行こうな。





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