【完】三つ子のヤクザと狼娘 巻ノ弐





 理紗が笑った。





「そう?」




「なんかね、朝ドラのヒロインを




 見てるよーな気分」






 そこまでまっすぐかな?私。






「でもさ、一途って悪くないと思うよ。



 花蓮らしくってさ」






 理紗はそう言って、微笑んだ。






「ありがと、理紗」





 







< 136 / 286 >

この作品をシェア

pagetop