【完】三つ子のヤクザと狼娘 巻ノ弐






 部屋の広さなら




 屋敷といい勝負かもしれない。






「花蓮ちゃん!



 ちょっといーい?」





 琴葉さんが部屋に入ってきた。




「なんでしょう?」



「…敬語使わないで!」





 顔を真っ赤にして、琴葉さんがわめいた。





「恥ずかしいから!あと、私のことは




 琴葉って呼んで」






 言ってから、琴葉…は私の正面に




 ドスッって座った。





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