【完】三つ子のヤクザと狼娘 巻ノ弐







 悲しみがこみ上げてきた。






 なんとなく、おなかがすいて






 私は屋台を回ることにした。





 その方が気も紛れるし。






 そのとき、琴葉がいた。





 琴葉は私の知らない男の人と





 肩を並べて歩いてる。





「焼きそば食べたい!」





 はしゃいでる琴葉は私に気付いていない。





 幸せそうで…羨ましいよ。





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