【完】三つ子のヤクザと狼娘 巻ノ弐






「いいぜ…」





 その返事をした声は





 私が一番知っている声だった。








 竜王組の若頭で





 ヤクザのトップに君臨する総長。






 どうしようもなく俺様で





 独占欲が強くて





 変態で。




 私のことを好きだって




 言ってくれた人。





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