【完】三つ子のヤクザと狼娘 巻ノ弐





「来ないで!!」





 私は叫んで、




 後ろへ下がった。





「花蓮…?」




 私は指輪を外した。




 奏太さんがくれた





 婚約指輪。





 ルビーのはめ込まれた指輪。





 可愛くて、私の大切な





 宝物だった指輪。





< 167 / 286 >

この作品をシェア

pagetop