【完】三つ子のヤクザと狼娘 巻ノ弐





「…………うん」





 私は龍太さんの背中に腕を回した。






 龍太さんの腕の中は





 暖かくて





 落ち着いた。







「俺…花蓮ちゃんのこと…」





 龍太さんが呟く。





「だめ、龍太さん。



 それ以上…言わないで」






 私は龍太さんを止めた。





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