【完】三つ子のヤクザと狼娘 巻ノ弐









 龍太さんの瞳に吸い込まれちゃいそうで。





 私は龍太さんの瞳から目を逸らした。







「怖くないよ」




「嘘」






 え?





「俺の目、見て答えろよ」



「…目の前にいるのが龍太さんだから




 怖くないよ」






 私の言葉に龍太さんは私のことを




 そっと抱き寄せた。




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