【完】三つ子のヤクザと狼娘 巻ノ弐







 戻れないんだ。





 俺にはもう





 花蓮を抱く資格も




 花蓮とキスする資格も





 花蓮を愛する資格も






 花蓮を迎えに行く資格も





 今夜の出来事を言い訳する資格さえも




 ないんだ。





――奏太がいらねぇなら




 俺が花蓮をもらう。






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