【完】三つ子のヤクザと狼娘 巻ノ弐





 花蓮は龍太とくっついて





 俺が百合とくっつく。







 そうすれば





 花蓮が泣くことはなくなるし





 傷つくこともなくなるし




 怒ることもなくなる。







 全てが丸く収まるような気がした。







 俺が我慢すれば




 それでいいんだ。






 それが互いのためなんだ。





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