【完】三つ子のヤクザと狼娘 巻ノ弐







 放課後。





 私はいつものバーに来ていた。




 メンバーの大半が





 女暴走族(レディース)。





 ピンクのトラの特攻服を着ている。







「マジで奏太さん、




 ハンパねぇよな!」





 赤髪の麻紀さんが言った。





「一度でいいから、付き合ってみたい!」




 ツンツンヘアの人がウイスキーを飲み干して。





 その言葉に



 胸がチクリとした。





 
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