【完】三つ子のヤクザと狼娘 巻ノ弐






 奏太さんが私のことを見て。





「なんでっ…




 乱暴なことしてるんですか…」






 私の頬を涙が伝う。






「オマエが来てくれるって




 事件起こせばお前が来てくれるって




 信じてた」






 奏太さんが答える。






「バカ!」




 私は奏太さんの背中を叩いた。





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