【完】三つ子のヤクザと狼娘 巻ノ弐







「なんだよ、その顔は」





 奏太さんが私の顔を見て




 文句を言う。






「ガキですね、意外と」






 私が言うと、





 奏太さんの眉毛がはねた。






「テメッ…人が気にしてることを




 ぬけしゃーしゃーと!」





 奏太さんは顔を真っ赤にしてた。





「家帰ったら、お仕置きな!」









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