【完】三つ子のヤクザと狼娘 巻ノ弐





 私の言葉に



 奏太さんが舌打ちした。





「舌打ちする癖も、



 どうにかしてください!」






 私が怒ると。





「つか、病室まだかよ」





 まだ、一階にいるんですけど。





「三階まで上がるんです!」




 私はエレベーターのボタンを押した。





「チィ…」




 また舌打ちをする、奏太さん。





 
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