【完】三つ子のヤクザと狼娘 巻ノ弐







「お似合いでしょ、って




 自慢でもしに来たわけ?」






 百合さんが私を思いっきり睨みつけてきた。





「自慢なんて…」




「コイツが、話し合いでもしろってさ」





 奏太さんが




 誇らしげに胸を張って言った。




「私は外にいますね」





 私が部屋を出て行こうと




 Uターンした直後。




「待ちなさいよ」




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