【完】三つ子のヤクザと狼娘 巻ノ弐







「女子相手に本気って…」





 私が文句を言っていると。




「花蓮、私を無視しないでよ」





 百合さんはそう言って、



 私のカバンを引っ張った。




「きゃわぅ!」



「一回しか言わないからよく聞きなさい」






 ものすごーく命令口調!





「私、もう奏太とは関わらないわ!



 その代わりと言ってはなんだけど…



 私の友達になりなさい!」




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