【完】三つ子のヤクザと狼娘 巻ノ弐





「俺が倉庫まで運ぶから



 皆は倉庫でテーブルとかよろしく」






 瑛太さんはそう言って



 廊下を走って行った。





「んじゃ、瑛太よろしくな」





 湊さんがにっこり笑った。




「花蓮、行くぞ」




 むっつり顔で奏太さん。




 なんで湊さんは爽やかに笑うのに




 息子である奏太さんはこうも無愛想なのかな。




 あの爽やかスマイルは劣性形質なのかなぁ。





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