【完】三つ子のヤクザと狼娘 巻ノ弐






 奏太さんが目を細めた。





「ありがと、花蓮。



 俺のことそう思ってくれて。




 今日は、お前に言いたいことがあったんだ」






 言いたいこと?




 って何?





 奏太さんは不意にポケットに手を入れて




 青い箱を出した。




 その箱をぱかっと開けて



 中身を出す。




「花蓮、目閉じろ」




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