【完】三つ子のヤクザと狼娘 巻ノ弐





 私はゆっくり目を閉じた。




「完全に閉じろよ?」





 なんか、疑い深いですね。




 私の手に何かが触れた。




 暖かくて大きな何かと




 小さくて冷たい何か。






「開けていいぞ」






 目を開けた。




 …あ!




 私の指には




 ダイヤモンドのついた指輪が




 はめられていた。




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