【完】三つ子のヤクザと狼娘 巻ノ弐






 バイクが走り出した。



 大きな唸り声を上げて




 バイクが道を走る。




 後ろで龍太さんが雄叫びを上げた。





 そういえば…






「瑛太さんは?」




「ん?アイツはバイクより車のが




 様になってる」





 つまり、車に乗ってるってことかな?




「別ルートを


 誰かと走ってんじゃねぇか?」




 龍太さんが小声で。




「そうかもな」




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