【完】三つ子のヤクザと狼娘 巻ノ弐







「奏太さんって、





 三年前にカノジョいたんだって」







 え。





 いきなり、何を言い出すんだろう。






「すっごく美人でね、




 相思相愛だったらしいよ」






 今だけ。





 理紗が悪魔に見えて仕方ない。






「なんだけど、陰でね、




『遊びなのよ』て言われているのを聞いて




 別れたらしいよ」






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