【完】三つ子のヤクザと狼娘 巻ノ弐








 奏太さんの笑顔が




 頭に蘇って






 今はその笑顔が苦しい。










「アンタが恋人信じてあげなかったら





 向こうの立場はどうなのよ。





 アンタが信じてあげなよ」







 理紗が、男口調で告げる。




 そうだよね…。





 きっと、何か奏太さんなりの




 考えがあるのかもしれない。





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