【完】三つ子のヤクザと狼娘 巻ノ弐








「花蓮ちゃんね、よろしく」







 右手を出されて






 私はその右手を握った。












 このときは全く疑わなかった。






 まさか、私を助けてくれたこの人が






 悪魔だったなんて。






 私は悪魔だと疑わず、





 悪魔と握手した。






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