【完】三つ子のヤクザと狼娘 巻ノ弐








 学校で別れたときに奏太さんが




「今日は倉庫で夕食食う」



 

 そう言っていたのを思い出して






 私は屋敷に行く前に






 倉庫へ向かった。





 倉庫に近づくにつれて




 いつもよりもにぎやかな声が




 聞こえてきた。






 その中に





 聞き覚えのある女の声が





 混じっていることに私は気付いた。






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