幼なじみのアイツ
「ねぇー敦也ー?いつまでいる気なのー!?」
さっきからずっと時計を気にしてるアイツが俺に聞いてきた。
『はぁー!?いつまでいよーと俺の勝手だろっ!!』
「勝手って…あんたね…ここは私の部屋よ…」
俺と菜月の家は隣で
部屋もベランダを渡って行き来できる距離なのだ。
『んーあーそうだな…』
「って!聞いてないでしょ!いいから早く帰ってよ!」
怒ってる姿も可愛い…
そんな事まで思ってしまう俺はそうとう重傷だ…
いつのまにか菜月のことを好きになっていた。
まぁとうの本人は気づいていないみたいだが…
って…結局なんも出来ねぇ俺も俺なんだがな…(´Д` )
『んま、いいじゃん!』
「あぁー!もう神崎先輩が来るんだってば!」
『はぁあっ!??』
菜月がやばいって顔をしている。
ふざけんなよ?お前は俺のなんだよ!
何で気づかねのー…?