君の涙にキスを ~燐&蓮編~
Ⅲ.惹きあう心
俺達が、ヴァンパイア界に繋がる扉に来た時
すでに優月がいた。
神妙な面持ちで、扉に手を掛けている。
多分、雪兎の事を王である颯馬様に話に行くんだろう。
最近の優月を見ていると、雪兎の事を気に掛けている事は
うすうす分かっていた。
優月もまた、覚悟を決めたのかもしれない。
そう思いながら、俺達は優月に続いた。
そして、先に優月の用事を済ませる事にした。
城に入り、王に面会した優月。
今までにない、凛とした姿勢で雪兎への想いを口にした。
すでに優月がいた。
神妙な面持ちで、扉に手を掛けている。
多分、雪兎の事を王である颯馬様に話に行くんだろう。
最近の優月を見ていると、雪兎の事を気に掛けている事は
うすうす分かっていた。
優月もまた、覚悟を決めたのかもしれない。
そう思いながら、俺達は優月に続いた。
そして、先に優月の用事を済ませる事にした。
城に入り、王に面会した優月。
今までにない、凛とした姿勢で雪兎への想いを口にした。