君の涙にキスを ~燐&蓮編~
燐が、澪の父上をある別室に一緒に入ったのを見計らって

少し様子をみる。


暫くすると、おじさんの怒鳴り声が響いてきた。

「ふざけておるのかっ!!」


俺は、もう少し様子を見たかったけど

一緒にいた澪が我慢できなかったみたいで

先に部屋に入って言った。


バンッ――――


「お父様、違うんですっ」

「何が違うんだ?コイツは・・・」

「燐には、私から婚約破棄をお願いしたんです。」





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