君の涙にキスを ~燐&蓮編~
自分の娘である澪が割って入った事に

困惑をしているおじさん。


「どう言う事か、説明しなさい。」

少し落ち着きを取り戻したのか、さっきとは打って変わって

澪の方を見つめる。


「お父様。私には心に決めた人が居るんです。」

「それは誰だ?」

そう言うだろうな―――――

さて、真打登場といくか。

「俺です。」


静かに、部屋に入っていく。

そんな俺に、みんなの視線が集中する。




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