君の涙にキスを ~燐&蓮編~
澪の言葉に、やれやれと言った感じで

おじさんは俺達の婚約を許してくれた。


おじさんが部屋を出たあと、俺は燐にボソッと

澪にも聞かれない様に小声でいった。

「利用させてもらった」

と―――――


それから、これは心の中で

「ありがとう」

本当に、燐のお陰だ。

兄貴なのにな。

お前の気持ち、気がつかなくてゴメンな。


これからは、俺がちゃんと澪を守っていくから。
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