君の涙にキスを ~燐&蓮編~
ワクワクしている私の一方で、蓮は眉間にしわを寄せていた。


「女、3人だけで?」

「そうよ?良いでしょ?」

首を傾げながら、満面の笑みで蓮をみる。


「ダメだ。」

「なんで~?」

私のテンションは一気に下がった。


「女ばかりなんて、何かあったらどうするんだよ?」

「女、と侮らないでよ?私達はヴァンパイアなのよ?」

「だから?」

「だからって・・・」

冷静に、反論してくる蓮に言葉が上手く出せないでいると

蓮が提案を出してきた。
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