君の涙にキスを ~燐&蓮編~
でも、なんで?

看護師なんだし、男の裸なんて見慣れてるだろうに。

「ん~コレ、着れるかなぁ・・・あ、ねぇ。やっぱり優月ちゃんに連絡しようか?」

なんて、奥の部屋から聞こえる。


そんな声に、俺はイタズラ心がふつふつと湧いてきた。

「どれ~」

ひょこっと、麻子さんがいる部屋に顔を出す。

もちろん、裸のままで。


「え?・・・きゃっ。ち、ちょっとベッドから出ないでっ。」

「なんで~?」

「な、な、何ででもっ」

あはは、真っ赤になってる。

なんか新鮮。


「麻子さんの、えっち。見たでしょ?俺のは・だ・か。」

そう言って、麻子さんに後ろから抱きついて

耳元で囁いてみた。

うわっ。耳まで真っ赤。カワイイっ。
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