君の涙にキスを ~燐&蓮編~
「今度、俺がこの部屋に来た時は、覚悟しててね。寝かさないから。」

チュッとリップ音をさせてキスをした。

「ばか・・・」

恥ずかしそうに顔を真っ赤にして俯いた。


ほんと、可愛い。

人間にこんな気持ちもつなんて信じられないくらい。




―――― 澪 ―――――

意味のない、鎖から解放させてやらなきゃ。

アイツの本当の気持ち、知ってるの俺だけだから。

バカ兄貴が、さっさと行動してくれれば良かったんだけど。

もう、待っていられない。


麻子の為にも、澪の為にも―――――
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