君の涙にキスを ～燐＆蓮編～

「じゃ、早く良くならないとね。」

さっきまでの落ち込んだ顔は嘘のように

今は凄く、輝いてる。

極端な変わりように、ちょっと驚きつつも可笑しくて

クスッと笑ってしまった。


「あ、笑った。」

「あ、いや。ごめん。」

「ううん。蓮君の笑顔、初めて見た。」

ん、そうだっけ・・・

そういや、そんなに笑わないかも。


「ねぇ、もぅ一度笑って。」

「いや・・・」

笑えと言われて、笑えるもんじゃないと思うんだけど・・・