キミがくれたモノ



「てゆーかぁ、必要ないしぃ?」


ゆっくりと
璃梨果ちゃんがあたしの頭に何かをかけた。


「必要ないのに……」


目の前が
黒く見えなくなり
杏里ちゃんの声だけが聞こえる


「何しに学校に来てるの?」


その瞬間
クラスから悲鳴が聞こえた。






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