不器用な君へ
「可愛いーっ!お前もそう思うだろ?」
『え、あーおう』
正直その時は“可愛い”ってゆうか、“ちっせーな”しか思わなかった
「あ、掲示板にクラス表ある!行こーぜ?」
『おう』
そして俺と寛っちは同じクラスになった
1-B
「お、一緒じゃん」
『だなー』
そしたら横でさっきの小さい子が必死でクラス表見ようとしてる
ま、あの身長じゃこの位置からは見えないよなー…
『なあ…』
思い切って話しかけてみる
「え?」
大きい目
顔の半分くらいあるんじゃね?
『クラス…見えないの?』
「あ、はい…」
『名前、何?』
「さ、くら。」