きのこうどん
この年は母さんにとっても久しぶりの畑仕事ってわけだ。
「兄ぃ!!準備出来た?」
みんな、紫苑が生まれてからボクの事を「にぃ」って呼ぶようになった。
そう呼ばれるのは嫌ではなかったけど、アキトって呼ばれていた日の方が長かったもので慣れなかった。
「にぃ?準備は?」
「うん。」
靴下をはき手ごろな半ズボンを探すとボクの準備は万端だ。
いつもだと靴下を履くのが嫌いなボクは何でこんなものを履かないといけないの?なんて文句の一つも言いそうなものだったけど今日は朝から機嫌がいい。
何せ、ちこに会えるんだから。
「できたよ!」
そう言い、ボクは一人車に乗り込んだ。しばらく見慣れた車の中で父さんと母さんがやってくるのをひたすら待った。
でも、いつまで待っても父さんと、母さんは来ない。
「ねぇ?まだぁ?」
そう言いながら玄関口に戻るとそこには紫苑を抱きながら機嫌を損ねている母親がいた。
「・・・全く。」
何やらぶつぶつ言っている。
「お父さんは?」
そう聞くと、
「うんこ。(怒)」
だそうだ。
「兄ぃ!!準備出来た?」
みんな、紫苑が生まれてからボクの事を「にぃ」って呼ぶようになった。
そう呼ばれるのは嫌ではなかったけど、アキトって呼ばれていた日の方が長かったもので慣れなかった。
「にぃ?準備は?」
「うん。」
靴下をはき手ごろな半ズボンを探すとボクの準備は万端だ。
いつもだと靴下を履くのが嫌いなボクは何でこんなものを履かないといけないの?なんて文句の一つも言いそうなものだったけど今日は朝から機嫌がいい。
何せ、ちこに会えるんだから。
「できたよ!」
そう言い、ボクは一人車に乗り込んだ。しばらく見慣れた車の中で父さんと母さんがやってくるのをひたすら待った。
でも、いつまで待っても父さんと、母さんは来ない。
「ねぇ?まだぁ?」
そう言いながら玄関口に戻るとそこには紫苑を抱きながら機嫌を損ねている母親がいた。
「・・・全く。」
何やらぶつぶつ言っている。
「お父さんは?」
そう聞くと、
「うんこ。(怒)」
だそうだ。