きのこうどん
そう言い彼女は発泡スチロールを指差した。
「うん。」
ボクらは手を放し僕は手を洗った。ついでに、さっき拾ったお金も。
おなかあたりで手を拭き
ボクは彼女の方を振り返ると
手を後ろで交差させて彼女は俯いていた。
その姿がまるで泣いているように見え、
なんだか悲しい。
「ちこ、大丈夫?」
すると、彼女は頭をあげてボクに笑顔で言うんだ。
「大丈夫。」
って。
そのときの彼女の顔はとっても暖かかった。
「手、つなげるよ?」
「うん。大丈夫。」
そう言って彼女は僕の方を見た。
彼女は暗い所が嫌いだ。
けど、ずっと手をつないでいたあの子は。
本当は自分が不安だったからじゃなくて
ボクが、ずっと不安そうな顔していたから
ボクのことを守ろうとしてくれたのかもしれない。
なんとなくだけど、彼女の姿を見ているとそう感じた。
「…ん?」
彼女の後ろには石のブロッックでつくられた
小さな建物があることに気がついた。
大人4人くらいは入れそうなスペースだ。
「ねぇ、ちこの後ろにあるのってバス停?」
ちこが振り返りそのバス停を見て動きが止まった。
「…多分。」
「うん。」
ボクらは手を放し僕は手を洗った。ついでに、さっき拾ったお金も。
おなかあたりで手を拭き
ボクは彼女の方を振り返ると
手を後ろで交差させて彼女は俯いていた。
その姿がまるで泣いているように見え、
なんだか悲しい。
「ちこ、大丈夫?」
すると、彼女は頭をあげてボクに笑顔で言うんだ。
「大丈夫。」
って。
そのときの彼女の顔はとっても暖かかった。
「手、つなげるよ?」
「うん。大丈夫。」
そう言って彼女は僕の方を見た。
彼女は暗い所が嫌いだ。
けど、ずっと手をつないでいたあの子は。
本当は自分が不安だったからじゃなくて
ボクが、ずっと不安そうな顔していたから
ボクのことを守ろうとしてくれたのかもしれない。
なんとなくだけど、彼女の姿を見ているとそう感じた。
「…ん?」
彼女の後ろには石のブロッックでつくられた
小さな建物があることに気がついた。
大人4人くらいは入れそうなスペースだ。
「ねぇ、ちこの後ろにあるのってバス停?」
ちこが振り返りそのバス停を見て動きが止まった。
「…多分。」