きのこうどん
その単純な質問に答えられる正確な回答はもっていなくボクは
「分かんないけどここで待っていよう。」
と、答えた。
ボクらはブロックでつくられた冷たい待合室で待つことにした。
奥の方は向かいのオレンジの光が当たらなく真っ暗だったのでなるべく入り口付近で彼女と手をつなぎ待っていた。
不安だった。
最後の希望だったから。
自分の母親の愚かさに本当に怒りを覚えた。
10分。
20分。
時間が流れた頃に彼女が何かを見つけた。
「あれ、ほら!」
今までで一番うれしそうだ。
彼女の指さす森の方からうっすらと動いている光が見えた。
「車?迎えが来た!!」
車はボクらの前で止まった。
白い軽トラック。山上じいちゃんが運転する車。
「アキ、こんなところにおったんか?」
中から出てきたのはじいちゃんだった。
その顔を見たとたん、ボクは泣いてしまった。
「うわぁっぁあん」
声にならないくらい。
ボクらの頭をなでるじいちゃん。
そのまま、じいちゃんの車に揺られてボクらは眠っていった。
「分かんないけどここで待っていよう。」
と、答えた。
ボクらはブロックでつくられた冷たい待合室で待つことにした。
奥の方は向かいのオレンジの光が当たらなく真っ暗だったのでなるべく入り口付近で彼女と手をつなぎ待っていた。
不安だった。
最後の希望だったから。
自分の母親の愚かさに本当に怒りを覚えた。
10分。
20分。
時間が流れた頃に彼女が何かを見つけた。
「あれ、ほら!」
今までで一番うれしそうだ。
彼女の指さす森の方からうっすらと動いている光が見えた。
「車?迎えが来た!!」
車はボクらの前で止まった。
白い軽トラック。山上じいちゃんが運転する車。
「アキ、こんなところにおったんか?」
中から出てきたのはじいちゃんだった。
その顔を見たとたん、ボクは泣いてしまった。
「うわぁっぁあん」
声にならないくらい。
ボクらの頭をなでるじいちゃん。
そのまま、じいちゃんの車に揺られてボクらは眠っていった。