きのこうどん
【いつか来た場所】
病院は丘を登った先にある。
いくつかの棟から成り立っている古い病院でかなり大きい。
病院の近くには公園があり、週末になると幼い子どもや家族、カップルなど賑わう。
ボクも幼い頃、何度もちこと遊びに来ていた。
母さんや瑠璃さん、ときどき爺ちゃんが連れてきてくれた公園。
爺ちゃんと来ると決まって、近所にある定食屋でお昼を食べてから帰る。
「ここの日替わりうどんが美味いんだよ!」
爺ちゃんは決まってそう言っていたが、実際は一番素早く提供してもらえるのがこの日替わりうどんだった。
一見、古い時代の日本家屋を思わせるその店の定食はどこか温かみのある定番メニューが多く、ボクが食べるものはハンバーグやカツ丼なんかだった。
そんな定食屋を通り過ぎ、病院の敷地へ入る。
何度も足を運ぶといい加減慣れてくる。
玄関の自動ドアを通り過ぎると病院独特の消毒された匂いが漂っていた。
早々と爺ちゃんのいる病室に向かう。
エレベータを上がり、ナースセンターを通り過ぎると爺ちゃんの病室がある。
ナースセンターを通り過ぎた廊下で爺ちゃんの病室の前に人影が見えた。
いくつかの棟から成り立っている古い病院でかなり大きい。
病院の近くには公園があり、週末になると幼い子どもや家族、カップルなど賑わう。
ボクも幼い頃、何度もちこと遊びに来ていた。
母さんや瑠璃さん、ときどき爺ちゃんが連れてきてくれた公園。
爺ちゃんと来ると決まって、近所にある定食屋でお昼を食べてから帰る。
「ここの日替わりうどんが美味いんだよ!」
爺ちゃんは決まってそう言っていたが、実際は一番素早く提供してもらえるのがこの日替わりうどんだった。
一見、古い時代の日本家屋を思わせるその店の定食はどこか温かみのある定番メニューが多く、ボクが食べるものはハンバーグやカツ丼なんかだった。
そんな定食屋を通り過ぎ、病院の敷地へ入る。
何度も足を運ぶといい加減慣れてくる。
玄関の自動ドアを通り過ぎると病院独特の消毒された匂いが漂っていた。
早々と爺ちゃんのいる病室に向かう。
エレベータを上がり、ナースセンターを通り過ぎると爺ちゃんの病室がある。
ナースセンターを通り過ぎた廊下で爺ちゃんの病室の前に人影が見えた。