きのこうどん
「でもさ、夜だよ?」
病室の窓を眺めるともう真っ暗で時計の針は11時を指していた。
「そうだな。夜は長いから飯でも食いに行くか?」
と、一緒に入ってきた父さんの言葉にいら立ちを覚えた。
「いや、いい。」
と、断るとばあちゃんが
「もし変化あったら連絡するから。」
と、ボクと母さんを半ば強引に外へ追いやった。
正直、後ろ髪引かれる思いではあったものの母さんの思いつめた顔を見ると少し外の空気を吸わないといけない気がして外に出た。
「ねぇどこ行く?」
無邪気に尋ねる実。
「そうだな…。この辺ならあの定食屋かな?」
「え~!?」
相変わらず、日常的な会話の2人にはついていけない。
「おいアキ。」
何も言わずに父さんの方を向いた。
「あそこにするぞ?」
そう言って指さしたのはじいちゃんとよく行っていた定食屋だった。正直、どうでもよかったので適当にうなづいた。
「おなか空いた。ハンバーグあるかな。」
「おう、何でもあるぞ。あそこは素朴な味だから父さんはのんびりできて好きなんだよな。」
そう会話する2人を見てボクはため息をついた。
病室の窓を眺めるともう真っ暗で時計の針は11時を指していた。
「そうだな。夜は長いから飯でも食いに行くか?」
と、一緒に入ってきた父さんの言葉にいら立ちを覚えた。
「いや、いい。」
と、断るとばあちゃんが
「もし変化あったら連絡するから。」
と、ボクと母さんを半ば強引に外へ追いやった。
正直、後ろ髪引かれる思いではあったものの母さんの思いつめた顔を見ると少し外の空気を吸わないといけない気がして外に出た。
「ねぇどこ行く?」
無邪気に尋ねる実。
「そうだな…。この辺ならあの定食屋かな?」
「え~!?」
相変わらず、日常的な会話の2人にはついていけない。
「おいアキ。」
何も言わずに父さんの方を向いた。
「あそこにするぞ?」
そう言って指さしたのはじいちゃんとよく行っていた定食屋だった。正直、どうでもよかったので適当にうなづいた。
「おなか空いた。ハンバーグあるかな。」
「おう、何でもあるぞ。あそこは素朴な味だから父さんはのんびりできて好きなんだよな。」
そう会話する2人を見てボクはため息をついた。