ぶるーすぷりんぐ!
「今頃…翔と徳田。
上手くいってんだろーな。」
ちょうど紅くなってる空をぼんやり見上げてつぶやいた。
自分でしたことだけど…
やっぱり、さすがにキツい。
「志野が実奈を好きなの、知ってたよ。」
予想と反してスッキリした声で話す依田。
…て、は?
「ずっと志野を見てたからそりゃわかるよ。
志野だって実奈の関屋への気持ちに気づいたでしょ?一緒。」
…あぁ、俺は。
依田にも同じ想いさせてたのか。