僕とキミと死ぬ覚悟
「おはよう、ハヤト」
「おはよ、ハル」
「なんか…ヘンな感じだね」
「屋上以外のところで会うの、初めてだもんね」
母さんとの会話から1時間後。
僕は駅にいた。
向かいにいるのは、ハル。
「体調、どう?」
「久々に絶好調」
ハルは悪戯っ子のように笑う。
「辛くなったらいつでも言って。」
「うん、分かってる。」
1ヶ月前からハルは、
時々体調を崩していた。
屋上に来ても、僕にもたれてずっと目を瞑ってるときもあったし、
ヒドイときは屋上に来れない日もあった。
そうこうしているうちに、
ハルは入院することになった。
…明日から。
だから僕は今日、
ハルの願いを叶えようと決めたのだ。