僕とキミと死ぬ覚悟
それから1週間。
やっと顔も傷もマシになった僕は、病院へ行った。
ハルとはこの1週間、メールのやり取りをしていた。
体調はいいらしい。
ハルはそう言っているけど、
彼女はすぐに強がるから。
だからそれが本当かどうかは分からない。
ハルの病室のドアをノックする。
返事はなくて、寝ているかもしれない、出なおそう。
そう思った時、ドアが開いた。
「もしかして…ハヤト、くん?」
病室から出てきたのはハルに似た女の人。
でも、ハルと違って髪は短く、大人の女性、という雰囲気を醸し出してる人。
「そう…です」
「急にビックリよね?
わたし、ハルの姉のケイコです。」