天神学園高等部の奇怪な面々35
そんな完璧超人は放っておいて。

「…結構夜更かしですね、双子ちゃん…」

リディルは奥方の手の中の双子達の頭を撫でる。

まだ産毛程度でしかない髪の毛が、触れて心地よい。

名前通りの、瑠璃とめのうのような純真な瞳で、双子はリディルを見上げる。

「可愛い」

「リディルさんも、子供欲しいですか?」

「えっ」

奥方の不意の問いかけに、頬を染めるリディルだが。

「……」

向こうの方で、わたるんとフリージングピクシー、おぶさりっ子と狐面男子が修羅場的に騒いでいる。

「…天神学園にいるうちは、いいです」

リディルは苦笑いした。

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