天神学園高等部の奇怪な面々35
「でもまぁ」

奥方の隣に座るリディル。

勇者は更にその隣に座る。

「俺が一番リディルの事好きだけどな」

その言葉だけで、リディルは、ぼっ、と火が出そうなくらい赤くなる。

「そ、そういう事言わないで、フェイ」

「何でさ、本当の事じゃないか」

「本当とか嘘じゃなくて…やめて」

「何?怒ったの?」

「怒ってないけど…」

プイと横を向くリディル。

「やめて…」

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