天神学園高等部の奇怪な面々35
「饅頭か…悪くねぇんだけどな…」

胸の傷に手を当てるスペシャルバカ。

「もうちょっと…って感じなんだよな。あんまり動き回るとまだ痛んでよ…」

『そっかぁ…』

少しションボリする小夜。

『あんな凄い試合の後だもんね…すぐには治らないよね…』

大抵美味い食い物があるとすぐに飛びつくスペシャルバカだが、それでも参加を遠慮する辺り、本当に傷が癒えていないのだろう。

完璧超人と拓ちゃんも、残念そうに溜息。

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