天神学園高等部の奇怪な面々35
と。

そんな生徒達の集まりを確認したかのように。

「!」

重苦しい音を立てて、夕城邸の正門がゆっくりと開いていく。

中から出てきたのは。

「吶喊んんんんんんっ!」

「はいっ!宗主殿!」

陣羽織を纏った侍の旦那、そして襷掛けのチビッ子剣士!

旦那は川蝉を、剣士君は菩薩を。

それぞれ愛刀を抜刀し。

「この討ち入りの首謀者は貴様かぁっ?」

旦那が脇目もふらず、咲耶姫に斬りかかる!

「きゃあぁあぁあぁあぁあっ!」

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