天神学園高等部の奇怪な面々35
ガチ失神している咲耶姫の代わりに。

「わたくしが説明致します」

一人の少女が前に出た。

髪は低くまとめて自身の大輪で淡紅色の花をあしらっている。

「佐倉 衣通姫(さくら そとおりひめ)と申します。咲耶と同じく佐倉の眷属の一人でございます」

「む…」

佐倉の眷属が一体何用なのか。

とりあえず川蝉を納刀し、旦那は話を聞く事にする。

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