天神学園高等部の奇怪な面々35
この小生意気な舌足らずは、フリージングピクシー。

妖精である。

「「『……』」」

胡乱な目をする小夜、レッド、リディルの三人。

『どうしましょうリディルさん…私、妖精が見えちゃったんですけど…』

「だ、大丈夫よ…気を確かに持って小夜ちゃん…私も見えるから…」

「やっべー…妖精が見えるとか…俺らイタイのかな…」

真面目に眼科への通院を検討する三人。

「しちゅれいなこというんじゃないわよっ、いままではワタシがいなかったからアイドルばりにチヤホヤされちぇただろうけどっ!ワタシがきたからにはっ、みんしゅうのにんきは、すべてワタシがどくせんよっ!むねがおおきいとかっ、ちょっとくらいこがらで『もえ』だとかでいいきになってるあんたたちなんてっ、もうおよびもかかりゃないんだかりゃっ!」

だから読みにくいって。

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